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前期比2.1%減と「2期連続の減益」の不振にあえぐNTTドコモ。
2014年度にあたり、計画していた営業利益8400億円を下回る8191億円にとどまり、
相変わらずの稚拙な経営戦略が本業の不振の影響となっているようですね。
それを盛り返すべくスタートする
「カケホーダイ&パケあえる」にいたっては、
新料金プランのおかげで音声通話は800億円の減収になると見込んでいるようで、
営業利益は8.4%減の7500億円という減益予想になるらしいです。
そもそも今まで高額な携帯利用料をユーザーに課していたことが、
ソフトバンク、KDDIといったこれまでのライバル企業のシェア増加に加え、
イオンやビックカメラ等の格安スマホも見逃せない存在になってきており、
いよいよ自分たちの首を絞める結果となっているようですね。
という事情はもとより、
今回スタートする 「カケホーダイ&パケあえる」ですが、
本当にメリットあるの?と首をかしげたくなるような新料金プランです。
というのも、
『通話が多い人』には確かにメリットがあるとはいえ、
反対に、
「通話をあまりしない人には損」
「家族で回線が多ければ得で、1人だと損」
「長期契約者に得で、MNPや新規で加入したばかりの人には損」
「若い人や家族に若者がいる人は得で、若者がいない家族は損」
しかも、
「Xi端末では、2014年8月末以降、現行プランで新しく加入することができなくなるので、
いったん新料金プランに移してしまうと、9月からは後戻りできない」
など、
『通話が多い人』『4人家族』『長期契約者』以外は、
対象外のサービスとなっています。
また、『家族4人』とは言えども、
学生のスマホの利用は、LINEやSNSや無料チャットが中心。
音声通話もLINEやビデオ通話がほとんどで、
携帯電話の音声通話はほとんど使われていない家族のほうが圧倒的に多いはずですよね(笑)
そうなると、「大幅にコスト削減」できる家族なんて、
そうたくさんはいないと思います(長期継続者くらい?)
まあ、新料金プランだなんだという前に、
今の明細をよく見てみると、実際はいろんな使っていないオプションとか、
わけのわからないサービスを削るほうが賢い方法かもしれませんね。
というよりも、
そもそも「わかりにくい料金プラン」「わかりにくいサービス」なんて、
もうこれ以上ユーザーからの支持を得られないと思います。
「2期連続の減益」がそれを表しているような気がします・・・