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そもそも格安SIMの仕組は・・・
について前回記事を紹介しましたが、
現在、「MVNO SIM」通称:格安SIMは、
全てドコモの無線通信回線を借りている方式「ドコモSIM」のことでありました。
本来はドコモのSIMカードなので、
「SIMフリー端末」or「SIMロック解除」をしなくてもドコモのスマホ等で利用できるので、
「ドコモスマホをMVNO SIMで格安運用!」という節約術が書籍等で特集されている、という訳です。
それが、先日のKDDIが発表した新サービス「mineo」(マイネオ)の登場により、
これまではドコモの独壇場だった市場に、
auのLTE網を使ったデータ通信SIMを利用することが可能となった次第でございました。
データ通信はauのLTE回線のみ利用可能(3Gでのデータ通信不可)なので、
データ通信利用時は、auのLTEスマホ及び
auのLTEバンドに対応したSIMフリースマホのみが利用可能となるようです。
とうことで、MVNOの参入については、
KDDIに対して一歩送れる形となったソフトバンク。
現在売れ行き好調の日本通信とのMVNOアライアンス締結?の噂もあり、
おそらく夏くらいにはソフトバンクのMVNOサービス登場?と
大手キャリアがMVNO市場にて新たな競争を繰り広げる可能性が高まってきております。
ただ、一方で、単純にMVNOに参戦できないのでは?という見方もあるようです。
その理由はMVNO事業者へとかかる「月額利用料金」にヒントがあります。
参考資料)
ドコモ、KDDI、ソフトバンクの「10Mbpsあたりのネットワーク月額利用料」
・NTTドコモ→ 1,333,704円(税込)
・KDDI→ 2,971,233円(税込)
・ソフトバンク→ 3,798,669円(税込)
上記料金を比較した場合
月額利用料は、NTTドコモに対してKDDIは約2倍、ソフトバンクは約3倍!
仮にMVNOをスタートさせたとしても、
ネットワーク利用料の割高なソフトバンクとの提携は難しい可能性があるわけです。
当然、月額利用料が高額なままサービスを開始したとしても、
「格安SIM」とはならず、「割高SIM」となってしまう可能性もあるんですね(笑)
まあ、あくまで推測の域をでない話ではあります。
ソフトバンクは先日発表した「ワイモバイル」の件もありますし、
あの「孫社長」のコトなので、場合によっては一気に市場を獲りに行く戦略を
虎視眈々と準備している可能性も大いにあるかもしれません(と、また推測で申し訳ありません)
今年の夏のソフトバンクの動きは要注目ですね。